正真正銘の大工さんも見学に来る!
釘を一本も使わないで家が作れるの? 都営新宿線森下駅から歩いて10分ほどの所に、毎年9月15日、“針供養”が行われることで有名な『弥勒寺』があります。江戸時代の史蹟に触れる散策をしながら、そのすぐ側の『墨田住宅センター 建築道具・木組資料館』を訪れてみましょう。ここでもまた、日本の歴史に触れる良い機会に出会えます。
世界最古の木造建築といわれる「法隆寺」に釘が使われていないことは、有名な話です。でも、もともと日本の家は、“釘を一本も使わないで柱や梁などを組上げる”のが伝統であったなんて…、知ってました?その為、家一軒を建てるのに、実に色々な道具を器用に使いこなせなければならなかったんですね。改めて、大工さんの手仕事って大変だったんだな、と感心させられてしまいます。よく時代劇の中で、大工さんが木の箱を肩に抱えて歩いているシーンを見ますよね。あの中に入っている数々の大工道具を、この『資料館』で見ることができるのです。また、木が「木挽きやさん」によって山から切り出され(山出し)、材木になるまでの間に用いられる各種の道具なども、展示されています。館長の森下さんに、実演を交えながらの話をお聞きしました。『昔釘がなかった時代に、日本人は、その柱の用途用途に合わせた一番良い木の組み方を考え出し、そして、長い間伝え継いできたのです。しかしながら、こんな素晴らしい職人芸も、現代では、宮大工さん以外の一般の若い大工さんには、伝わっていないのです。』とのことでした。本当に残念なことですね。あなたも、この『建築道具・木組資料館』で“古き良き日本人の知恵”に触れてみて下さい。きっと、木が好きになりますよ。
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