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1.α型とβ型
α型は、カニ、エビ殻に代表されるように、食品廃棄物のリサイクルからはじまったもので、これまでに多くの研究データーが発表され、その優れた機能が高く評価されました。β型はヤリイカ、スルメイカ、アカイカなどの筋部分にのみ存在するもので、α型より分子中の水素が数個足りない為、科学的に非常に不安定な状態となり、液化した時吸着が早くなります。それは生理活性作用がはるかに高いことを意味します。β型のイカ筋原料が微量な為、カニ、エビなどの殻より工業化が困難であり、また原料価格が高いのが難点です。 |
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2.β型の機能
(1)虫歯菌のミュータンス菌やソプライナス菌に、βキトサンを加えると15秒ほどで殺菌、α型ではできなかった。 (1994.4.13日経新聞) (2)β型キトサン粉末を酢酸や疑似胃酸で液化する時は約1〜2分で溶解できるがα型を溶解するには6時間位要する。 以下はキチン・キトサン学会のシンポジウム第10回(年1回)までの研究発表より、β型に関する部分を要約したものです。 (3)1.イカキチンはカニキチンに比較して、血液タンパク質の吸収量が大きい。 2.キチン分解酵素(リゾチ−ム、キチナ−ゼ)による分解性は、カニキチンより数倍高い。 3.イカキチンは紡糸適性が高い。従って、医療材としての手術用縫合糸やシートに最適。 4α型キチンに比べ、溶媒に対する親和性が高いので誘導体の生産に適している。 5.α型キチンより科学反応性が高い。(イカ由来のキチンをキトサンに変換した後もその特異性が失われていない) 6.α型キチンに比べてかなり高い吸湿・保質性がある。 7.血清による分解は、イカキチンがエビキチン(カニも同じ)よりはるかに迅速で分解されやすい。 8.β型キチンはα型キチンより脱アセチル化されやすく、キトサン化しやすい。 9.β型キチンはα型キチンよりも生分解性が優れている。 10.う触誘発性細菌(虫歯菌)の増殖抑制にイカキトサンは顕著な機能を持つ。 またカニキトサンが口腔常在相に影響を与えるのに比して、イカキトサンは抗う触剤としてのみ機能し、 他の有用菌には作用しないという選択性を持つ。 |